「Nouns DAO(ナウンズ ダオ)」をやさしく解説【関連プロジェクトも紹介】

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九十九すい

こんにちは!九十九すいです!NounsDAOをどこよりも簡潔にわかりやすく紹介してもらうよ!

こんな疑問をもったあなたにおすすめ!
  • NounsDAO(ナウンズ ダオ)ってなに?
  • そもそもDAOとは?
  • Nouns関連のプロジェクトも気になる

NounsDAOはNFTを毎日オークション販売するNFTプロジェクトです。

世界中から注目を集めており、最も純度が高いDAOが運営していると言えます。

今後NFTやDAOなどのコミュニティの在り方としてNounsがモデルケースとなる可能性が非常に高いため、最低限の知識を入れておいて損はないです。

この記事を読むことでNounsDAOの仕組みや高額で取引される理由や関連プロジェクトが立ち上げられる理由・メリットがわかります

NounsDAOや関連プロジェクトのNFT購入はETH(イーサリアム)と呼ばれる仮想通貨が必要です。

ETHの購入はセキュリティ基準が世界的に評価されているビットバンクをおすすめです。

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九十九すい

イッツ・ショータイム!

目次

DAOとは?

DAOとは?

DAOとは「分散型自立組織」、つまり参加者が同じ目的に向かって協力して管理・運営する組織のことです。

特定のリーダーや管理者がいなくても、自立して活動していく民主的なコミュニティだと考えると分かりやすいです。

有名なDAOの例としては『ビットコイン』があります。

ビットコインは特定のリーダー・管理者がいない状態で、世界中のマイナーたちによってブロックチェーンネットワークが維持・管理されています。

NousDAOはNFTの事例を使ったDAOとしてとても有名です。

>>【わかりやすく】DAO(分散型自律組織)とは?DAOの運営方法や参加方法も紹介

NounsDAO(ナウンズ ダオ)基本情報

Nouns DAO NFT
コレクション名Nouns(ナウンズ)
個体数24時間ごとに1体自動生成
販売形式オークション形式
販売日2021年8月8日~毎日
販売価格0ETH~(別途ガス代)
公式サイトnouns.wtf
OpenSeaopensea.io/collection/nouns

NounsDAOは人や物をモチーフにした「四角のメガネ(⌐◨-◨)」が特徴的な32×32ピクセルのキャラクターNFTです。

Nounsは24時間毎にランダム生成され以下のもので構成されています。

  • 背景 (2)
  • 体 (30)
  • 付属品(140)
  • 頭 (242)
  • メガネ (23)

このNFTを所有することで、NounsDAOのために活動する提案にたいして投票する権利を得られます。

NFTの所有者はNounsDAOのメンバーになり、NounsDAOのメンバー限定の活動などにも参加することができるため希少価値の高いNFTです。

NounsDAOの目的

NounsDAOの目的

NounsDAOは以下の要素をNFTの価値と紐づけ、新しいコミュニティを形成することを目的としたプロジェクトです。

  • コミュニティの参加証明
  • 存在証明(資産)
  • 投票権
  • コミュニティが使える共有サイフ

以下、公式サイトからの引用です。

Nouns は、オンチェーン・アバターコミュニティの形成を改善するための実験的な試みです。CryptoPunks などのプロジェクトがデジタルコミュニティとアイデンティティの構築を試みているのに対し、Nounsはアイデンティティ、コミュニティ、ガバナンス、そしてコミュニティが使用できるトレジャリーを構築することを試みています。

ーー引用元:Nouns公式サイト

CryptoPunks(クリプトパンクス)とは・・・NFTが流行り始めた2017年頃に無料で配られていたドッド絵が特徴のNFT

クリプトパンクスをはじめとするSNSのアイコン用のNFT(PFP)は『コミュニティへの参加証』や『存在証明(資産)』として使われていることが多いです。

そこに『投票券』『コミュニティが使える共有サイフ』を加えたものがNounsDAOだと思ってください。

ちなみに世界的に有名な『VISA』や日本のNFT界隈でも有名な「イケハヤさん」もクリプトパンクスを購入しています。

https://twitter.com/VisaNews/status/1429745230023208969

NounsDAO創設者『Nounders』

Nounders イメージ

「Nounders(ナウンダーズ)」は初期にNounsを始めた10人のことです。

10人の創設者メンバー
  1. 4256(@punk4156
  2. Seneca(@cryptoseneca
  3. eBoy(@eboyarts
  4. dom(@dhof
  5. vapeape(@punk4464
  6. grimbloom(@gremplin
  7. solimander(@_solimander_
  8. devcarrot(@devcarrot)
  9. Timpers(@TimpersHD
  10. 9999(@lastpunk9999

Noundersはオークション毎に手数料などは一切もらっていないです。

そのかわり下記条件で24時間ごとに生成される「Nouns」を報酬(ストック・オプション)として受け取る仕様になっています。

報酬のルール
  • 発足から5年間のみ受け取れる
  • 10体生成ごとにNoundersがNounsを自動的に受け取る(#10、#20、#30…)
  • 受け取り先はNoundersのマルチシグ(※)

すべて自動で実行されるようにプログラムされています。

マルチシグとは・・・正式名称:マルチシグネチャー。直訳では「複数の署名」という意味。資産(NFTや仮想通貨)を移動させる際に複数人の電子署名が必須となる仕組み。

Nounsが革新的と言われている点はNFTの価値が上がらなければ、10人の創業者たちは報酬が上がらない点です。

NFTは良くも悪くもメンバーの行動によって価値が前後します。

そのため創業者や初期メンバー、新メンバーまで、全員でNounsの価値を上げていくことが求められています。

とーるくん

徹底的に、非中央集権化してますね!

NounsDAOの歴史

NounsDAOの歴史
日付内容
2021年6月2日初期ドラフト(Initial Drafts)
2021年6月2日提案(Protonoun)
2021年6月3日Githubへ最初のコミット(Git Init)
2021年6月3日デザイン作成(Nounish Design)
2021年6月9日メガネとボディ完成(Glasses & Body Done)
2021年6月13日最初のUI(Early UI)
2021年6月16日ポッドキャストで議論(Digitally Rare Pod)
2021年7月7日Webサイトの草案(Website Iteration)
2021年7月16日Rinkebyのテスト(Rinkeby Testing)
2021年8月8日プロジェクトスタート(First Extension Project)
参照:Nousn公式サイト「History」

公開されていない部分もあるのでアイデアがいつ生まれたのかはわかりません。

ですが初期のドラフトから、世界的に有名かつ純度の高いDAOを約2ヶ月でリリースしています。

NounsDAOの特徴・仕組み

NounsDAOの特徴・仕組み

24時間ごとに1つのNFTが自動発行

NounsDAOは24時間ごとに1つのNoun(※)が、永久的に発行されるように設計されています。

(※)Nounとは・・・NounsDAOで発行された単体のNFTを「Noun(ナウン)」と呼びます。複数のNounや全体を表すときには、「Nouns」と言います。

Nounは発行と同時にオークションにかけられ競り落とした人がNFTの所有者になり、NounsDAOのメンバーになることができます。

1Nounあたり、1票として、コミュニティ資金を運用するための投票が可能です。

九十九すい

これを読んでいる時にも、Nounは発行されているよ!

とーるくん

毎日、手に入れるチャンスがあるのですね!

売上はトレジャリーウォレットに保管

Nounを競り落としたお金は100%トレジャリーウォレットと呼ばれる、いわば金庫に保管され誰でも見ることができ、常に記録されています。

イーサリアムスキャン
とーるくん

トレジャリーウォレットには、約62億円もの資金が保管されているんですね!(2023年3月時点)

トレジャリーウォレットの資金を使用するにはDAO内で提案をして、Nounを持っている方々から「賛成」「反対」の投票を行う必要があります。

これはDAOだからこその仕組みで、会社に代表される組織のように社長やリーダーが勝手に売上を私的利用するのを防ぐことが可能です。

さらにNounsDAOへの参加者は資金の状態がひと目で把握できるので安心して活動することができます。

資金の使い道はNFT所有者が投票で決める

Nouns DAO 投票イメージ

トレジャリーウォレットに保管された資金は、NFTの所有者であるNounsDAOのメンバーが投票をして決めるようにシステムが構築されています。

提案自体はNounsの所有者を所有していなくても提案(Proposals)ができてしまうのも面白い点ですね。

上記のように、面白味のある提案が200近くされ、可決されたものには資金が提供されるようになっています。

Nouns DAO 提案
引用元:Nouns DAO 提案・投票ページ

参考:NounsDAO 提案・投票ページ

NounsDAOのNFTはフルオンチェーン

NounsDAOのNFTはフルオンチェーンNFTと呼ばれる、最も永続性と純度の高いNFTです。

世の中にでているほとんどのNFTは「フルオンチェーンNFT」「オフチェーンNFT」に分別されます。

「オフチェーンNFT」を簡単説明するとイラストのデータを引っ張ってくるデータのURLだけをブロックチェーン上に保存して、参照しているイメージです。

ブロックチェーンとは・・・1つのサーバーにデータを保管するのではなく、不特定多数の場所にデータを分散して保管する技術。ハッキングが非常に困難。

その点、フルオンチェーンNFTでつくられているNounはすべてのデータがブロックチェーン上で保管されています。

つまりイーサリアムのネットワークがなくならない限り、NounsDAOのNFTは未来永劫、残り続けます。

九十九すい

フルオンチェーンじゃないNFTは、データを保管しているサーバーやNFTを発行したサービスが終了すると消える可能性があるよ。

とーるくん

えぇ…?NFTは全部永続性が高いのではないのですか…

九十九すい

一緒くたにNFTといっても、いくつか種類があるよ。詳しくは『【シン・NFT】フルオンチェーンNFTの仕組みと種類を解説!ガス代についても簡単に紹介!』から!

NounsDAOはCC0を採用することで著作権がフリー

NounsDAOには、CC0(シー・シー・ゼロ)」と呼ばれる、著作権をフリーにするための明示がされています。

NounsDAOの作品は二次創作はもちろんのこと、商用利用に作品を利用することもできます。

Nounsを「遊び場(Nouns DAOのキャラクターを自由に生成できるWebページ)」で作成して、画像をグッズとして使うこともできますので試してみてください!

NFTのグッツなどを作ってみたい方は『【個人で1個からOK】NFTで簡単にグッズ制作できるおすすめサービス7選』からどうぞ!

NounsDAOが高額で取引される理由

NounsDAOが高額で取引される理由
  • 参加しているアドバンテージ
  • NounsDAOでの活動が面白い
  • NounsDAOの思想に共感している

NounsDAOで可決される提案は、面白いものや思想に共感できるものがたくさんあります。

NounsDAOに参加しているだけでNFTでは世界初である歴史的快挙などに立ち会うことができる、特別な経験をすることができます。

さらにNFTはフルオンチェーンなので長きに渡って残っていく可能性が高いです。

よってNounsDAOでの活動実績もNFTと同様に、まるで石碑に刻んだ言葉のように永年残っていきます。

九十九すい

NounsDAOで楽しみながら、その活動も未来に残すことができる、そんな特別な体験を買っているんだね!

NounsDAOだけではなく、数々のNFTPJに挑戦するためには仮想通貨口座を複数持つとメンテナンスで買えないことなどのトラブル回避でき安心です。

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国内発足の関連プロジェクト

国内発足の関連プロジェクト

pNouns

pNouns
コレクション名pNouns
個体数2,100
初期販売日2022年12月16日
初期価格0.05ETH
Openseahttps://opensea.io/collection/pnouns-nft
公式Twitterhttps://twitter.com/pNounsOFFICIAL
公式サイトhttps://pnouns.wtf/

pNounsはNounsDAOのNFTを共同購入するために発足された、NFTプロジェクトです

NounsDAOのNFTを購入するには、価格が低下しつつある現在であっても1体を競り落とすのに約400万円以上の資金が必要です。

pNounsは最終的には3体以上のNounsを購入し、NounsDAOへの影響力を持つことが目的となっています。

またpNounsのDAOをつくる予定もあり、pNounsのNFTを購入することでpNounsでの投票券を得られるようになるかも知れません!

NounishCNP

NounishCNP
コレクション名NounishCNP
個体数3,333
初期販売日2022年11月12日
初期価格0.003ETH
Openseahttps://opensea.io/ja/collection/nounishcnp?search%5BsortAscending%5D=true
公式Twitterhttps://twitter.com/nounishcnp

NFT界隈では超有名な『CNP(クリプトニンジャパートナーズ)』とNounsDAOの派生プロジェクトです。

NounsDAOのNFTと同じように32×32のドット絵でCNPのキャラクターをアニメーション付きで描いています。

NounsDAOの著作権がフリーのためこういった作品に利用することが可能です。

CNPシリーズはNFTの中でも人気が高く、NounishCNPも例に漏れずリリース価格から約60倍ほどにその価値を高めています。

NounsDAO JAPAN

NounsDAO JAPANはNounsDAOから資金提供を受けて活動している日本人向けのコミュニティです。

コミュニティの活動目的はNounsDAOを日本に広めることであり、前述のNounishCNPもNounsDAO JAPANの企画の1つです。

提案への投票は「nouns_dao_japan_pfp」NFTを所有するメンバーによって行われます。

「Nouns全国バトンリレー」や「Nounsビールプロジェクト」などが可決され、実行されています。

九十九すい

NounsDAOは世界中に参加者がいるけど、日本人向けに参加者を絞ったNounsDAO JAPANなら提案が通りやすくなりそうだね!

とーるくん

日本語で話せるのも大きな利点です!

>>NounsDAO JAPANのディスコードに参加する

Crypto Ninja Nouns

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引用元:CryptoNinja Nouns公式サイトより
CryptoNinjaNounsとは

ざっくり解説すると、2つのNFTプロジェクトをかけ合わせたNFTプロジェクトです。

CryptoNinjaNouns(クリプトニンジャナウンズ)』

=「CryptoNinja(クリプト ニンジャ)」✕「Nouns DAO(ナウンズ ダオ)

Crypto Ninja Nouns(通称:CNN)」は日本の最も有名なNFTである「CryptoNinja(クリプト ニンジャ)」の派生プロジェクトです。

Nounsの特徴でもある「フルオンチェーン」「トレジャリーウォレット」「自動生成(オークション形式)」を採用しています。

ただしNounsとは違いパーツ数が多いです。

  • 背景 (2)
  • 体 (58)
  • 頭 (75)
  • メガネ (50)
  • スキル(125)
九十九すい

1日1体だから、すべて作り終えるのに14万年以上かかるね!

【結論】NounsDAOは世界中がモデルケースにする純度の高いDAO

NounsDAOは世界中がモデルケースにする純度の高いDAO
この記事のまとめ
  1. NounsDAOはNFTで得た資金を面白いことに使う組織
  2. DAOは参加者が主体で動く「分散型自立組織」
  3. NounsDAO JAPANなど国内の関連プロジェクトがある

NounsDAOはNFTで資金を集めることで、あっと驚くプロジェクトを参加者が提案し、可決されれば自主的に実行して結果を出す画期的な組織です。

株式会社のようにトップがあれやこれを指示することなく、思想に共感した人たちが自立して動いていき、拡大していく新しい組織の形態でもあります。

NounsDAO JAPANのように日本人向けのコミュニティもあり、これからはNounsDAOを基盤としたNFTプロジェクトが日本でも立ち上がると思います。

まずはあなたが興味があるプロジェクトを探し、参加してみるのはいかがでしょうか。

【購入方法あり】初心者向けNFTコレクション7選!NFTの判断基準もご紹介』ではわたしおすすめのNFTはプロジェクトを紹介しているので見てみてください!

TechMoire(テックモワ)では、web3(AI / メタバース)やITスクールの情報などを中心に情報を発信しております。

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一緒に最新技術を楽しんでいきましょう!

九十九すい

それでは、ありがとうございました! 

管理者情報

ITコンサルタント

あらき きりん

現役ITコンサルタント 兼 Webディレクターとして従事。2015年に未経験からITスクールに入学。その後、EdTech企業にて、IT講師として大手企業や個人受講生に向けた授業(Webデザイン、プログラミング、マーケティング、ディレクションなど)を担当。スクールキャリアカウンセラーとして、述べ1,000人以上のキャリアサポートや授業を経験。現在は、IT系メディアの運営や企業ITサポート、Web制作をしながら、web3についての情報を発信しています。本メディアの記事はすべて、わたしが監修しています。

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