【2023年版】招待制廃止!話題のFoundation(ファンデーション)を紹介します!

九十九すい

こんにちは!九十九すいです!NFTを出品する方も多いFoundation(ファンデーション)について紹介してもらうよ!

こんな疑問をもったあなたにおすすめ!
  • Foundation(ファンデーション)はどんなマーケットプレイス?
  • Foundation(ファンデーション)とOpenSea(オープンシー)の違いは?
  • Foundation(ファンデーション)は招待制廃止したけどメリットはまだある?

Foundationは、誰でも出品可能な芸術性を重視したNFTが中心として出品されているマーケットプレイスで、取引単価がOpenSeaと比較すると高いのが特徴です。

招待制だった過去があるため、Foundationで取り扱うNFT作品はプレミア感の強い「一点もの」が多いです。

執筆者情報

kirin_icon
  • Webクリエイター& web3ブロガー
  • 元Webインストラクター(企業 / 個人)
  • NFTコミュニティ所属

Foundationの特徴を知ると、あなたがNFT作品を出品・購入する際に「FoundationとOpenSea」のどちらがぴったりなのかわかります。

九十九すい

イッツ・ショータイム!

Foundationで出品・購入をするにはイーサリアムなどの仮想通貨が必要です。

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目次

Foundationの基本情報

マーケットプレイス名Foundation
公式サイトhttps://foundation.app/
Twitterhttps://twitter.com/foundation
Instagramhttps://www.instagram.com/withfoundation/
リリース日2021年2月
販売手数料(※)5%
(※)手数料参照:foundation公式サイト

Foundationの特徴

  • ポートフォリオ(作品集)が作成できる
  • 招待制廃止され、誰でも出品可能

ポートフォリオ(作品集)が作成できる

Foundationにはポートフォリオ機能があります。

ポートフォリオ・・・自身の作品(イラスト・写真・音楽など)をまとめた作品集をさします。ポートフォリオをみることでその人が「どんな作品をつくっているのか」「どんなことができるのか」などを知ることができます。

ひとつの作品からポートフォリオに飛べるため、クリエイターの他作品を観れるようになり新しい作品に出会えます。

さらにFoundationは「フォロー機能」がついています。

ポートフォリオの画面上部をみるとフォロー・フォロワーの数がわかるのでInstagramやTwitterのイメージに近いです。

招待制廃止で誰でも出品可能

Foundationは2022年5月に招待制を廃止して誰でも出品が可能になりました。

招待制廃止前のFoundationは、NFT作品を出品する場合はFoundationに参加しているユーザーから招待をもらうか、Community Upvote(人気投票システム)に応募してコミュニティ投票で選ばれる必要がありました。

招待制は世界最大規模のNFTマーケットプレイスOpenSeaにも導入されていないFoundationの大きな利点のひとつでした。

招待制の廃止によって出品者と購入者が受ける影響をまとめた表です。

これまで(招待制あり)招待制廃止後
出品者・簡単に出品できない
・競合が少ない
・高値がつきやすい
・誰でも簡単に出品可能
・競合が増える
・高値がつきにくい
購入者・全体的に価格が高くなりがち
・量より質を重視した作品から選べる
・偽物を買うリスクが低い
・以前よりも安くなる可能性
・いろいろな作品から選べる
・偽物を買うリスクがあがる

【出品者】招待制廃止のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 招待や投票が不要となり、誰でも出品することができ
  • 出品者の数が増えることで競合が増えて売りにくくなる

メリットとしては、クリエイターの数が増加しやすくなり作品数が増えたりさまざまな作品の出品などマーケットの拡大や成長が期待できます。

Foundation側から見ても「取引量が増える=売上が上がる」は事実なので企業側の意図を感じられますね。

一方でデメリットとしては「誰でもFoundationで出品可能になる」は「Foundationに出品すること」自体についたプレミア感を奪うことになります。

「出品者が増える=競合が増える」なので、以前よりも売るための工夫が必要になってきたのは事実です。

【購入者】招待制廃止のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 作品の総数が増え、以前よりも安く購入できる可能性が高まる
  • 偽物を誤って購入してしまうリスクが増えた

これまでは招待制によって入り口の敷居が高くなっていたため、競争が起こりにくい環境でした。

しかし招待制の廃止によってクリエイターの数が増えたことで競争率があがり、価格競争が発生する可能性が高まりました。

ユーザーとしては自分の好きな作品を安く購入できるチャンスが増えてたのはメリットだと言えます。

デメリットは、招待制が廃止されたことによって起こるリスクです。

出品希望者は、既存の出品者から招待してもらうか、Community Upvote(人気投票システム)で選ばれる必要がありました。

既存の出品者が持つ招待枠は限りがあるため、招待する側も慎重に招待をおこなう傾向が強いです。

九十九すい

信用に関わる問題だから、偽物の出品や詐欺を目的とした人が出品者になることは難しいね!

しかし招待制の廃止によって誰でも出品できるようになったため、偽物を購入するリスクや詐欺にあう可能性が上がったと考えられるでしょう。

FoundationとOpenSea【比較】

  • Foundation:一点もののNFT作品の比率が高い
  • OpenSea:ジェネラティブNFT作品の比率が高い

ジェネラティブNFT作品・・・ジェネラティブ作品は、作成した複数のパーツを自動で組み合わせたNFTです。特徴として作品の数が多い点(例:数百~数万ほど)があげられます。

FoundationOpenSea
出品者誰でも誰でも
NFT作品の傾向一点ものの作品ジェネラティブ作品
販売手数料5%2.5%
二次流通手数料5%2.5%
ロイヤリティ10%0.1%~10%

ロイヤリティ・・・NFTが二次流通した時、NFTを発行したクリエイターに取引額の一部が渡ることです。

Foundationは、一点ものの作品を出品したい時に重宝するNFTマーケットプレイスです。

手数料はOpenSeaに比べ高くなってしまいますが、その分出品者が絞られることもあり、競合が少なくなって作品に日が当たりやすいと捉えることもできます。

迷った場合には、各マーケットプレイスで扱われている作品の雰囲気が自身の作品と合うかどうかで検討するのも1つです。

FoundationもOpenSeaも仮想通貨で取引をするので、仮想通貨取引所で口座開設をしておくと便利です。

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Foundationの特徴

Foundationは一点もののNFT作品の比率が高いです。

理由はFoundationというマーケットプレイスが一点もののNFT作品に特化しているからです。

たとえばFoundationのポートフォリオ機能はクリエイターが自身の作品を公開する場になっているため、イラストレーターやクリエイターが自身の作品をNFTとして出品するときに利用されることが多いです。

利用しているクリエイターの名前をあげると、日本の有名なイラストレーターである「さいとうなおき」さんや「スコッティ」さんなども自身の一点ものの作品をFoundationで出品しています。

OpenSeaの特徴

OpenSeaはジェネラティブ作品の比率が高く、NFTマーケットプレイスとして世界で最も有名です。

ジェネラティブ作品は数十から数千というNFTを作成しコレクションとして出品されます。

たとえば「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」や「APP(あおパンダパーティー)」などOpenSeaで注目を集める作品はその多くがジェネラティブ作品です。

Foundationのメリット

  • 独自コントラクトが簡単に立ち上げ可能
  • OpenSeaとの連携機能
  • WETH(ラップドイーサリアム)へのswap(スワップ)が不要

独自コントラクトが簡単に立ち上げ可能

独自コントラクトはプログラミングが必要なのでクリエイターが立ち上げようとするとプログラミングを覚えるか、プログラマーにお願いするかになって手間がかかります。

Foundationなら独自コントラクトを立ち上げてくれるため、プログラミングの知識が浅くても問題なく自分のコントラクトを使えるようになります。

独自コントラクトはNFTをつくるための自分専用スマートコントラクトで、長期的なNFTの運用に適しています。

独自コントラクトのメリット
  • プラットフォームに依存しない
  • 取引内容を追跡しやすいため詳細を把握できる
  • 独自の仕様や設定を取り入れられる

スマートコントラクト・・・プログラムによって自動化された契約のことです。

スマートコントラクト

スマートコントラクトはプログラムで「NFTをつくる場合はこのような内容・機能にする」といった契約をNFTに設定します。

製品が設計図を元につくられるのと同じように、スマートコントラクトによってつくられた設計図からNFTが生成されます。

個人ウォレットにあるNFTの情報は「所有しているように見える」状態であり、実際に情報を所有しているのはスマートコントラクトです。

スマートコントラクトは共用コントラクトと独自コントラクトの2つが存在します。

その違いは「誰が契約(所有)するスマートコントラクトなのか」です。

  • 独自コントラクト…自分が所有するアドレスが契約元
  • 共用コントラクト…NFTマーケットプレイスが所有するアドレスが契約元

独自コントラクト

独自コントラクトは、自分のアドレスを契約元にするのでNFTマーケットプレイスが倒産してもNFT資産が失われません。

すべて自分で設定・管理するため、独自の仕様や設定を取り入れることができるうえに、取引に関する情報の詳細が手元にあるかたちになります。

一方で全ての管理が自己責任のため、万が一アドレスが奪われた場合は自分のアドレスから生成した全てのNFTを取り戻すことが難しくなります。

共有コントラクト

共用コントラクトはマーケットプレイス側が契約元なので、出品者は詳しい知識がなくても間借りをするかたちでNFTを生成できます。

一方でマーケットプレイスに依存しているため、倒産した場合など状況によってNFT資産に影響が出るリスクがあります。

Foundationは独自コントラクトを作ることができるので、マーケットに依存せずにNFTを生成することが可能です。

独自コントラストは自己責任になるため、しっかり準備してはじめましょう!

OpenSeaとの連携機能

OpenSea Foundation 連携

Foundationで出品した作品はOpenSeaに自動的に登録されます。

OpenSeaに登録された作品は、出品前の状態になっているため、自分のタイミングで出品が開始できます。

片方のマーケットプレイスで作品が購入された場合は、もう片方の作品も売り切れになるため、便利な機能です。

WETH(ラップドイーサリアム)へswap(スワップ)しなくていい

FoundationはETHのみを取り扱いしているため、WETHへの変換が必要ありません。

オファー(料金を提示して購入希望すること)とオークションに参加するために、わざわざswap(スワップ/交換)する必要がありません。

OpenSeaではオファーとオークションに参加するために、イーサリアムをWETHに交換する必要があります。

とーるくん

WETHは「ラップドイーサ(Wrapped ETH)」の略称です。

OpenSeaでWEHTを採用する理由はガス代です。

オークションやオファーをすると、その都度ガス代が発生します。

そのため、ETHよりもガス代の安いWETHを使うことでオファーやオークションをしやすくなります。

だたしWETHへのswapは交換する度にガス代がかかる上に、面倒です。

FoundationはswapなしのためWETHに変換する手間がありませんが、一方で全体的にガス代が高くなる傾向があります。

とーるくん

どちらもガス代がかかるなら、少し高くても手間がかからないFoundationを使います!

九十九すい

自分がいいと思ったほうを使うのが一番だね!

マーケットプレイスの手数料とswapのガス代は別物なのでマーケットプレイスの手数料はあります!

Foundationのデメリット

  • 日本語対応していない
  • 他のマーケットプレイスと比べて手数料が高い
  • 高額な商品が比較的多い

日本語対応していない

Foundationは英語のみで、日本語に対応していません。

そのため、マーケットプレイス自体になれるまで時間がかかるといえます。

Google Chromeを使っている場合は、Chromeの拡張機能「Google翻訳」をつかうことで日本語に変更することが可能です。

しかし、あくまでもAIによる自動翻訳であるため、正確さでは頼りない部分があります。

そのため、日本語訳は英語とあわせて使ってみることをおすすめします。

他のマーケットプレイスと比べて手数料が高い

Foundation 手数料 高い

FoundationはNFTの取引時に発生する販売時のガス代が比較的高い傾向にあります。

ガス代・・・NFTを取引する時にかかる手数料のこと

マーケットプレイス販売時のガス代
Foundation5%
OpenSea2.5%
SuperRare3%
LINE NFTなし
HEXAMATICチェーンNFT 20%
イーサリアムチェーン 30%
※使用する仮想通貨のブロックチェーンによって値段が変わります。

他のマーケットプレイスと比べると少々高い印象を感じます。

Foundationで販売を行う際は、ガス代を念頭にいれてから出品しましょう!

高額な商品が比較的多い

Foundationは招待制だった過去や一点もののNFT作品を主に扱っている理由から、金額設定が高い場合が多いです。

しかし、現在は招待制が廃止され、新規参入がしやすくなったことで価格競争が起こりやすい環境になったといえます。

また、作品を閲覧するだけなら無料であるので、お気に入りのNFTを探して見てください。

九十九すい

高額なNFTがたくさん並んでいる分、同じ様に出品しやすい利点でもあるね!

Foundationに代わる招待制マーケットプレイスはある?

Foundationのような既存のユーザーから招待をもらって参加するマーケットプレイスはありません。

しかし、出品時に審査を行い運営が合格したクリエイターを招待する「審査制」のNFTマーケットプレイスはいくつかあります。

  • Makersplace(メイカーズプレイス)
  • SuperRare(スーパーレア)
  • Nifty Gateway(ニフティゲートウェイ)

Makersplace(メイカーズプレイス)

makersplace

Makersplaceは運営チームによる作品審査に合格したクリエイターのみが参加可能な審査制マーケットプレイスです。

審査を乗り越えたクリエイターしか出品できないので、Foundationと同様に出品者として参加すること自体に価値があるとされています。

SuperRare(スーパーレア)

superrare

SuperRareは、NFT作品だけでなくクリエイターの知名度も審査項目にはいっています。

そのため合格するクリエイターはほんの一握りしかおらず、優秀なクリエイターが出品しています。

Nifty Gateway(ニフティゲートウェイ)

nifty-gateway

出品者は、運営側の審査を通過して「認定クリエイター」になると出品が可能です。

またNifty Gatewayはクレジットカードやデビットカードに対応しているため、仮想通貨不要で取り引きができ、購入者にとって利便性が高いです。

よくある質問

Foundationの手数料って15%じゃないの?

公式サイトを確認すると一次および二次市場でのすべての売上に対して5%になっています。ただし手数料は変わることがあるため、必ず公式サイトを確認しましょう。

ロイヤリティはどうなっている?

可能であれば取引価格の10%がクリエイターに還元されます。

【結論】Foundationは招待制廃止によって新しいフェーズへ

今回はFoundationついて紹介させていただきました。

この記事のまとめ
  1. Foundationは招待制を廃止して誰でも参加可能となったマーケットプレイス
  2. Foundationは一点もののNFT、OpenSeaはジェネラティブNFTが多い
  3. メリットは独自コントラクトやOpenSeaとの連携機能、swap不要がある

SNSではFoundationの招待制を惜しむ声が多く見られます。

しかし視点をかえると「変化すること」に挑戦的なマーケットプレイスだと行動で示したとも言え、今後の動きに目が離せません。

これからの動向に注目するためにも、「何がどのように変わり、それによってどのようなメリット・デメリットがうまれるのか」と今の状態を知ることが重要になります。

本記事でFoundationがどんなマーケットプレイスなのか少しでも理解していただければ幸いです。

FoundationでNFTの取引を行う場合は詐欺の被害にあわないように、使用するウォレットを選ぶことが大切です。

リスクを抑られるおすすめのハードウェアウォレットを紹介しているので「いまのウォレットは少し不安だな」と感じる方はチェックしてみてください!

TechMoire(テックモワ)ではNFTやメタバースを中心に情報を発信しております。

もしよければ、Twitter(@TechMoire)のフォローなどもよろしくお願いします。

一緒にメタバース・NFT界隈を盛り上げていきましょう!

九十九すい

それでは、ありがとうございました! 

無料で口座開設(スマホ可)

公式サイト:bitflyer.com

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