【図解あり】Braveの「Tor」の仕組みと注意点を解説!【PC限定機能】

tor_thumb

九十九すい

こんにちは!九十九すいです!BraveのTor(トーア)を紹介してもらうよ!

こんな疑問をもったあなたにおすすめ!
  • Torってそもそも何?
  • BraveのTorって実際使いやすいの?
  • BraveのTorの使い方を知りたい!

BraveのTorブラウザを使うことで、Torの特徴の秘匿性の高い通信を使った上で、Braveの特徴である広告ブロックを無料で使い続けられます!

この記事ではBraveのTorはもちろん、セキュリティレベルも上げるためのTorの仕組みを理解できる内容です。

仕組みを理解することで、VPN(※)などのサービスを導入する際に、さらにプライバシー保護のレベルを上げられます。

VPNとは・・・インターネット接続とオンラインのプライバシーを保護する仕組み。仮想的な専用線(トンネル)を構築することで確立。

Braveはインターネットを閲覧しているだけで、仮想通貨のBAT(バット)を稼ぐことができます。

BATをいつでも取り出せるようにビットフライヤーでの口座開設がおすすめです!

>>【3ステップ】BraveとbitFlyerの連携方法!ネット閲覧だけで仮想通貨を無料でGET!

TechMoireオリジナル書籍販売中!

kindle-unlimited-view

使っていないだけで、間違いなく損しています!

Braveを1年間使い続けている、わたしが自信をもっておすすめできる便利な使い方まで紹介。

乗り換えるのが面倒だと思っているかもしれませんが、ブックマーク移行も3分で終わります!

kindle Unlimitedなら無料で読める!

九十九すい

イッツ・ショータイム!

目次

Tor(トーア)とは?

Tor(トーア)とは?

わかりやすい例では、現実世界で封筒を送ったときに「誰がどこにデータを送ったか」までも秘匿する技術です。

基本的にインターネット上の通信のやりとりは、郵便物と同様に「差出人」と「宛先」は誰でも見ることができます。

Letter
九十九すい

データの中身(封筒の内容)はいくらでも暗号化することできるから安心だね!

一般的なデータ送信では、中身が見られなければ問題ないです。

ですがたとえば、重要な内部告発を機関に送信するとき「誰がどこにデータを送ったか」がわかってしまうと問題です。

これでは告発者を十分に保護することができないため、登場したのがTorです。

Torの仕組み

Torの仕組み

The Onion Routerの略で、直訳すると「玉ねぎルーター」です。

とーるくん

どうして玉ねぎなのですか?

複数のノード(PCなど)を経由する仮想回線接続(オニオンルーティング)を用いて、通信元の接続経路を匿名化するからです。

オニオンルーティングとは・・・玉ねぎの皮のように暗号化が積み重なっていることから由来

how-to-tor
九十九すい

通常のインターネット通信は、「A」から「B」に直接データを渡すんだよ!

Torの使い方

Torの使い方

Braveの右上にある「三本線」をクリックして、「Torで新しいプライベートウィンドウを開く」をクリックします。

tor-use1

通常のブラウザを開くよりも、少々時間がかかります。

tor-use2

左上に「Torの接続が完了しました」と出たら完了です!

tor-use3

Torの検証【Brave】

実際に本当に特定されないようになっているか、IPアドレス(住所)を確認します。

「185~」から始まる数字になっていますね!

tor-use4

調べたところ、オランダ(Netherlands)と認識されているようです!

tor-use5

下記はBraveブラウザ(通常検索)で調べたときですが、先ほどの数字と違うことがわかります!

tor-use6

Torのメリット

Torのメリット
  • 無料で利用できる
    →BraveのTorも、もちろん無料
  • 自分がどこからアクセスしたのかを隠せる
    →通常はノード(サーバーなど)を暗号化して経由するので安心
  • 国や地域でアクセス制限されたページに入れる
    →日本にいると契約できないサービスも利用可能(日本では合法)
  • 分散的な組織で運用しているため、なくならない
    →各国のボランティア組織が運営・改善

世界にはジャーナリストなどネットを匿名で使いたい人やネット検閲が厳しい国がたくさんあります。

たとえば中国ではGoogle検索を行うことができないですが、Torブラウザを使うことで閲覧が可能です。

しかし、ダークウェブにアクセスし犯罪に巻き込まれてしまうリスクもあります。

ダークウェブとは・・・通常の方法ではアクセスできないインターネット上の領域のこと。

ダークウェブの中には稀に違法サイトもあるため「Torブラウザのみで入るのは避けたほうがいいです。最悪を想定して、VPNを導入することをおすすめします。

九十九すい

VPNはお金はかかるけど、外部からの攻撃をほぼ防ぐことができるよ!

参考:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1214821.html

Torのデメリット

Torのデメリット
  • 通信速度が遅い
    →複数のノード(サーバーなど)を経由しているため
  • プライバシーを完全保護できない
    →通信しているモノは見える状態。秘匿できるのは経路のみ。
  • トラブルに巻きこれる可能性がある
    →通常検索では出て来ないディープウェブにアクセスするため

前提として、Torだけは情報漏洩のリスクがまだ残っています。

理由は、発信元や発信先のサイトが暗号化(SSL/TLS)していないサイトだと情報を抜き取られる可能性もあるからです。

tor-demerit1

ですが最近のサイトは暗号化しているのがほとんどであり、発信先のサイトがSSL化していないときは下記のような警告が現れます。

tor-demerit2

ハッキングや詐欺被害の殆どが、外部的な要因ではなく、内部的要因と言われています。

つまり、わたし達自身のヒューマンエラーによって起こるものです。

「危険なサイトには訪れない」「焦って判断しない」など、普段から意識をすることが大切です。

NFT詐欺に騙されない!読んだらすぐできる強固な対策』では詐欺の事例を話しているので、見てみてください!

よくある質問

Q&A

TorとVPNの違いは?

Tor(The Onion Router)は、オンライン通信の秘匿化を行う技術です。VPN(Virtual Private Network)は、インターネット接続を直接暗号化して保護するため、ユーザーのIPアドレスを隠すことができます。

Torはスマホでも使えますか?

BraveのTor機能は、スマホ(iPhone、Androidなど)では使えません。

BraveのTorが接続できない

ネットワークやファイアウォールの問題が原因で接続できないことがあります。

ダークウェブにアクセスする可能性は?

ダークウェブにアクセスすることが可能です。ただしダークウェブには違法な取引やサービスが存在するため注意が必要です。ダークウェブを訪問するときは、個人情報や金銭的な情報を入力しないように注意し、リスクを考慮した上で行動することが重要です。

【結論】BraveのTor機能はプライバシーレベルをあげるための機能

BraveのTor機能はプライバシーレベルをあげるための機能
この記事のまとめ
  1. Torは、通信経路を秘匿化させる技術
  2. BraveのTorはプライバシー保護を重視する人向けの機能
  3. BraveのTorは、右上の三本線をクリックして「Torで新しいプライベートウィンドウを開く」をクリックするだけ!

通常のネットサーフィンや検索スピードを重視している人には、合ってないと感じます。

海外のサービスを利用したい方や、秘匿通信をつかって訴えを起こしたいなど、特殊なケースで使うのが良いでしょう。

BraveはTorのような便利な機能のほかにも、無料で仮想通貨を貯められるのはご存知でしょうか。

【3ステップ】BraveとbitFlyerの連携方法!ネット閲覧だけで仮想通貨を無料でGET!』で具体的な方法を書いてあるのでどうぞ!

TechMoireオリジナル書籍販売中!

kindle-unlimited-view

使っていないだけで、間違いなく損しています!

Braveを1年間使い続けている、わたしが自信をもっておすすめできる便利な使い方まで紹介。

乗り換えるのが面倒だと思っているかもしれませんが、ブックマーク移行も3分で終わります!

kindle Unlimitedなら無料で読める!

TechMoire(テックモワ)では、web3(AI / メタバース)やITスクールの情報などを中心に情報を発信しております。

もしよければ、X(@TechMoire)のフォローなどもよろしくお願いします。

一緒に最新技術を楽しんでいきましょう!

九十九すい

それでは、ありがとうございました! 

管理者情報

ITコンサルタント

あらき きりん

現役ITコンサルタント 兼 Webディレクターとして従事。2015年に未経験からITスクールに入学。その後、EdTech企業にて、IT講師として大手企業や個人受講生に向けた授業(Webデザイン、プログラミング、マーケティング、ディレクションなど)を担当。スクールキャリアカウンセラーとして、述べ1,000人以上のキャリアサポートや授業を経験。現在は、IT系メディアの運営や企業ITサポート、Web制作をしながら、web3についての情報を発信しています。本メディアの記事はすべて、わたしが監修しています。

  • URLをコピーしました!
目次